Archives

催涙剤 (Lacrimators、Tear gas, Mace)


 催涙剤は、涙を流出させ皮膚を刺激する。被害者は一時的に戦ったり抵抗できなくなる。一般に毒性は低いが、低濃度、短時間で効果を現す。主な作用は、眼の激しい灼熱感、流涙、眼瞼痙攣、粘膜や皮膚の激しい痛みなどであり、これらの作用は通常、暴露後数秒以内に発現し、暴露が中止すると数分〜十数分で消失する。致死量と有効量の間の幅があり広い安全域を有する。暴徒鎮圧、護身用などに使用される。
 第一次世界大戦後、暴徒鎮圧のための催涙剤として主にクロロアセトフェノン(CN)が用いられていたが、その後、より強力で毒性の少ない2-クロロベンジリデンマロノニトリル (CS) やジベンゾ-1,4-オキサゼピン(CR)が開発された。CN、CS、CRはいずれも揮発性の低い固体で、水には溶けにくく有機溶媒に溶ける。粉末のまま、あるいは適当な溶媒に溶かしスプレー剤として噴霧し、エアロゾルにして用いる。
 催涙作用をもつ物質としてはこの他、OC(Oleoresin Capsicum、トウガラシ抽出物、有効成分カプサイシン)がある。


1  2-クロロベンジリデンマロノニトリル
  o-Chlorobenzylidene malononitrile
  2-Chlorobenzylidene malononitrile
  2-Chlorobenzalmalononitrile

1−1 物理的化学的性質

1−2 毒性および症状


2 ジベンゾ-1,4-オキサゼピン
  Dibenz(b,f)(1,4)oxazepine
  Dibenz(b.f.)-oxazepine

2−1 物理的化学的性質

2−2 毒性および症状


3 クロロアセトフェノン
  2-Chloroacetophenone
  Chloromethyl phenyl ketone

3−1 物理的化学的性質

3−2 毒性および症状



【ご利用にあたっての注意】

  • 本サイトの情報及び本サイトからリンクされているサイトを利用したことによる結果についての責任は一切負いかねますので、ご了承下さい。
  • 内容及びアドレスは予告なく変更又は削除されることがあります。

    化学剤について | 健康危機管理関連情報ページ

    国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部