平成11年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

食事・飲料水由来の内分泌かく乱化学物質の時系列的・空間的分析

分担研究者  山本 正治 (新潟大学医学部長)

研究要旨

  食品由来の内分泌かく乱化学物質(EDC)がどの程度人体暴露に関与しているかを知るため、1994〜99年にマーケッ トバスケット法で集めた食品(13群)について分析し、EDCの1日摂取量を推測した。分析EDCはPCB,BHC,DDT,DDEを含む10物質である。前出4物質は魚介類群、肉類・卵群に農度が高いが、近年減少傾向を示した。1999年時点の1日摂取量(μg)はPCBで0.1318、DDE(DDT代謝物)は0.3031であった。その他の EDCは食品由来の暴露は無視できるとの結論をえた。

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