平成11年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

子宮肥大試験法およびHershbergerの試験法の適用に関する研究

分担研究者  吉村 愼介((財)食品薬品安全センター秦野研究所・病理学研究室室長)
太田 亮()
長尾 哲二((財)食品薬品安全センター秦野研究所・研究部室長)
丸茂 秀樹
大原 直樹
今井 清((財)食品薬品安全センター秦野研究所副所長)

研究要旨

 OECDバリデーションプロトコールに従い、0.01から10μ g/kg/dayの17-Ethinylestradiol(EE)を幼若ラットあるいは卵巣摘 出ラットに投与した。その結果、EEによる子宮肥大作用の用量依存性 が認められ、経口投与した幼若ラットでは1μg/s/day以上、皮下投 与した幼若および卵巣摘出ラットでは0.3μg/kg/day以上のEE投与 群で有意な重量増加が示され、さらに、ZM189.154(ZM)の抗エスト ロゲン作用についても確認された。更に、ビスフェノールA +testosterone propionateの八ーシュバーガー試験に対する作用の検 討、胎児期の子宮内位置の生後発育に及ぼす影響の検討を行う。

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