平成11年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

OECDガイドライン407:28日反復投与毒性試験法の適用に関する研究

分担研究者  広瀬 雅雄 (国立医薬品食品衛生研究所病理部部長)

研究要旨

 OECD Test Guideline 407 Enhanced 案に基づき、弱いエストロジェン作用を有するNonylphenol Methoxychlorを用いてラット28日間反復投与毒性試験を実施した。その結果、臓器重量、性周期観 察、精巣上体における精子検査はエストロジェン作用のマーカーになり得るが、精巣の精子検査は有 用なマーカーにはならないことが示唆された。また、エチニルエストラジオール及びテストステロン を投与した肝におけるα2u-globulinの発現の変動を解析し、ホルモン作用の新たなパラメーターとし ての可能性を検討した。

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