平成11年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

初期発育鶏卵に及ぼすエストロジェンの発生障害作用に関する研究

分担研究者  鈴木 勝士 (日本獣医畜産大学・獣医生理学教室 教授)

研究要旨

 発育鶏卵に極微量のエストロン(E1)を投与し、胚盤葉下層の受容体の活性化と細胞死 の誘導、発生かく乱の機序を解明するため、投与法を改善し、卵殻切開後、直視下で孵 卵時(ステージ10)の鶏胚に投与しより正確に投与部位を特定できる方法に変えた。 異常発生が再現されたので、E1の多段階投与により用量反応相関を確認した。孵卵0、 1、2日の胚からERmRNAの検出に成功し、発生に伴う発現増加が確認された。ホー ルマウント標本作製の準備が完了した。

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