平成11年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

PCB、HCB等の暴露調査

分担研究者  飯田 隆雄 (福岡県保健環境研究所 部長)

研究要旨

環境汚染問題で国内外に関心が高いダイオキシン類中のPCB類、特にWHO等でTEFが策定されている Mono-及びDi-ortho-PCBsを対象とし、PCBsが比較的蓄積されやすいと考えられるヒト肝臓及び 脂肪組織中のレベルを調査した。その結果、すべての検体中で2,2',3,4,4',5,5'-HpCBが最も高く 次いで2,2',3,3',4,4',5-HpCB、2,3',4,4',5-PenCB、2,3,3',4,4',5-HexCBの順で高かった。 TEQ換算値で比較すると脂肪組織中の総Mono-及びDi-ortho-PCBsのTEQ換算値は肝臓中の約15倍で、 脂肪重量あたりでは約1.4倍であった。

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