平成11年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

LC/MSによる食品及び生体試料中の植物エストロゲンの分析

分担研究者  織田 肇 (大阪府立公衆衛生研究所)
研究協力者  小林 進 (埼玉県衛生研究所)

研究要旨

  大豆中に多く含まれるDaidzein、Genistein、Glycitein等のイソフラボンのヒトへの影響を解明するために、LC/MSを用いた高感度且つ特異的な分析法の開発を検討した。構築した方法を用いて日本人が摂取する上記イソフラボンの一日量を求めた結果、約35mgと推定された。更に、イソフラボンの体内動態を把握するために尿及び血清中の分析を試みた結果、尿中からDaidzein、Genistein、Glyciteinが比較的高い濃度で検出された。一方、血清中からは10例中3例からDaidzein及びGenisteinが極微量検出(1ppb以下)された。

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