平成11年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

ポリ臭素化ジフェニルエーテルのルーチン分析法開発と生物試料の分析

分担研究者  織田 肇 (大阪府立公衆衛生研究所)
研究協力者  阿久津 和彦、北川 幹也、堀 伸二郎 (大阪府立公衆衛生研究所)

研究要旨

  GC/MSによるポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)の高感度迅速分析法を確立し、本分析法を用いて1998年に瀬戸内海で採取した食用魚のPBDE汚染実態を明らかにした。また、ヒト母乳抽出脂肪(1980,84,86,90年の保存試料)の予備的分析を行い、1g以下の試料量でPBDEの分析が可能であること、すなわち量が限られている貴重な保存試料を大量に使用することなく、過去に遡って母乳中PBDE濃度の経年変化を追跡できることを明らかにした。

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