平成11年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)
分担研究報告書
ヒト由来乳癌細胞を用いた内分泌かく乱物質の簡便で高精度のアッセイ系の確立の研究
分担研究者 中澤 裕之
(星薬科大学)
研究協力者 山崎 聖美 (国立公衆衛生院)
研究要旨 近年、生活環境中の化学物質の安全性について内分泌かく乱作用という新しい観点で評価する必要性が生じている。スクリーニングの一つにヒト由来乳癌細胞であるMCF-7のエストロジェンに応答する増殖反応を指標としたin vitro試験法であるE-SCREEN Assayがある。今回、より簡便な操作でかつ制度の高いアッセイ系の確立を目的に諸条件の基礎的検討を行い、同じくエストロジェンレセプターを発現しているヒト由来の乳癌細胞であるT47Dを使用したエストロジェン活性の検出系の確立を目的として研究を行った。そして、高分子素材由来の化学物質について評価を行った。 |