平成11年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

ダイオキシンによる人と動物への生殖・発生毒性における不確実性の解析

分担研究者  関澤 純 (国立医薬品食品衛生研究所)
研究協力者  大屋 幸江 (               同上              )
今井 清(食品薬品安全センター秦野研究所)

研究要旨

(1) ダイオキシンによる人へのリスクを評価するためには不確実な要因がさまざまある。事故により高濃度曝露された集団で見られた出生児の性比の偏りについて、性比の偏りが起こる確率と両親の血中ダイオキシン濃度との関係についてデータを基に、いくつかの仮定を導入して統計的な解析を行った。

(2) わが国でダイオキシンの耐容一日摂取量を評価する際にクリティカルな影響と考えられた動物試験データのうち、ダイオキシンを投与して生まれた雌ラットの生殖器に形態異常が出現する確率と投与量の関係についても、同様な解析を行った。

(3) The 19th International Symposium on Halogenated Environmental Organic Pollutants and POPs-DIOXIN '99(September 12-17,1999,Venice)と、日本内分泌撹乱化学物質学会第2回研究発表会(12月9-10日,神戸)の発表要旨を添付する。

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