平成10年度厚生科学研究費補助金(生活安全総合研究事業)

分担研究報告書

プ食品缶詰等からのビスフェノールAの溶出に関する調査研究

研究協力者 西村正美 (財団法人日本食品分析センター)


研究要旨

加工食品の大部分は通常容器に入れられて流通しているが,容器から食品に移行する化学物質の人への曝露が懸念されるため,それら化学物質のひとつであるビスフェノールAの加工食品における含有濃度を調査した。

缶詰食品,缶入り食品,瓶詰食品及びレトルト食品合計30食品について調査したところ,缶詰食品はすべての試料から5〜490ppbの範囲で,レトルト食品は7試料うち1試料から8ppb検出された。また,缶入り食品及び瓶詰食品についてはすべて検出されなかった。

 

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