平成10年度厚生科学研究費補助金(生活安全総合研究事業)
分担研究報告書 内分泌かく乱物質の食品、食器等からの暴露に関する調査研究 協力研究者 松原チヨ 東京薬科大学生命科学部教授
研究要旨 ビスフェノールA(BPA)は缶詰等の容器の内面にコーティングされているエポキシ樹脂の合成原料として用いられているため、食品等への溶出が懸念される。本研究では清涼飲料水、果実シロップ漬け缶詰等93検体の食品中のビスフェノールAの含有量を調査した。紅茶、煎茶、ウーロン茶、ブレンド茶、フルーツジュース、炭酸飲料、ビール、カクテル、ワイン、果実シロップ漬缶詰はBPAは検出限界(5ppb)以下であった。しかしコーヒー飲料はすべて低い濃度(13.5〜35.2ppb)ではあるがBPAが検出された。
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