平成10年度厚生科学研究費補助金(生活安全総合研究事業)

分担研究報告書

哺乳動物培養胚を用いた内分泌かく乱物質の中枢神経および生殖細胞に及ぼす影響の検討

分担研究者  渡辺 敏明 (山形大学医学部衛生学教室)

 

研究要旨

  哺乳動物培養法を利用して、内分泌かく乱物質の胎児の中枢神経および生殖細胞への影響を検討する。本年度は、現在広く使用されている除草剤バスタの主成分であるグルホシネートの中枢神経に及ぼす影響を調べた。グルホシネートを暴露した培養胚において、神経上皮細胞にアポトーシスが誘発されることを病理組織学的および生化学的に明らかにした。また、グルホシネートの神経細胞におけるエストロゲンレセプターの発現への影響を調べ、内分泌かく乱物質としての作用を検討している。

 

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