平成10年度厚生科学研究費補助金(生活安全総合研究事業)

分担研究報告

培養細胞を用いた内分泌かく乱物質検出系の検討

分担研究者  塚田 俊彦 (国立がんセンター研究所 細胞増殖因子研究部)

 

研究趣旨

  血管作動性腸管ペプチド遺伝子のプロモーターにより転写されるベータガラクトシダーゼ遺伝子をラット副腎髄質由来の細胞に導入し、安定した形質転換細胞株PCVGを得た。この細胞を用いると、cAMP、TPA、変動磁場などの生物学的影響を簡便に検出できた。また、核受容体型転写因子NOR-1の遺伝子プロモーターも、様々な刺激に反応して転写を促進することがわかり、化学物質の生物作用の検出に利用できる可能性が示唆された。

 

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