平成10年度厚生科学研究費補助金(生活安全総合研究事業)

分担研究報告書

内分泌かく乱物質の発がんプロモーション作用の検討

分担研究者  白井 智之 (名古屋市立大学医学部 第一病理学教室)

 

研究要旨

  我々が開発したラット肝中期発がん性試験法を用いて検索した295化合物のうち、内分泌かく乱物質とされる14化合物のうち10が陽性を示した。DESも陽性を示し、肝発がん性が示唆されるデータである。この系を用いてNonylphenolの発がんプロモーション作用の有無を用量相関性に検討し、Nonylphenolの発がんリスクを評価するとともに、雄ラットに対する性ホルモン環境への影響を血中のホルモンレベルならびに内分泌臓器の病理組織学的に検討する。

 

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