平成10年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)
分担研究報告書
疫学調査における精液所見検査法の標準化
分担研究者 兼子 智 (東京歯科大学(市川総合病院)講師)
研究要旨 疫学調査を目的とした精液所見測定においては、方法の標準化ならびに測定値の精度管理が 不可欠である。そのためには精子濃度、運動率、奇形率等の各項目について標準品の設定、 それらを用いた検量線の確立が必須である。さらに精子奇形率測定に用いる奇形精子標準画像の 設定も必要となる。将来的には標準品のインターネット配信を可能とするため、 データのデジタル化が望まれ、コンピューター支援画像解析装置による測定の標準化、 自動化が重要である。 |