平成10年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

ビスフェノールAおよびゲニステインのラットにおける2世代繁殖毒性試験

分担研究者  川島 邦夫 (国立医薬品食品衛生研究所 大阪支所 生物試験部)

研究要旨

   ビスフェノールAおよびゲニステインについて、雌雄親動物の受(授)胎能、F1動物の生殖器の形態、生殖機能、ホルモン動態等を調べ、ヒトの健康に対する影響を予測するため、ラットを用いた2世代繁殖試験を実施している。現在、ビスフェノールAについてはF0親動物の剖検、F1児動物の機能検査、学習試験が終了し、F1動物への投与を継続中である。ゲニステインについては、交配前の投与を継続中である。現在までに得たF0世代の成績、F1世代の投与開始後5週までの成績からは、ビスフェノールAおよびゲニステインの影響と考えられる明確な変化は認められていない。

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