平成10年度 厚生科学研究費補助(生活安全総合事業)

分担研究報告書

ステロイドホルモン受容体系における内分泌かく乱物質作用の検討に関する研究

分担研究者  藤本 成明 (広島大学原爆放射能医学研究所 助教授)

研究要旨

内分泌かく乱物質のうちでも、エストロゲン様物質は人への影響が早くから危倶されてきた。 そこで、他の細胞内伝達物質及び転写因子との相互作用を明らかにするため、ER alpha発現 ベクターとレポーター遺伝子をコトランスフェクトした培養細胞で、ERE部位とAP-1部位を 介するエストロゲン応答を比較した。今回検討した内分泌かく乱物質においては、それらに よるEREまたはAP-1選択的な活性化はないと考えられた。

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