米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)からのカンピロバクター関連情報
https://www.fsis.usda.gov


米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)が生の家禽肉のサルモネラ汚染およびカンピロバクター汚染対策のための家禽関連施設向けガイドラインを更新
FSIS Announces Revised Guidelines for Controlling Salmonella and Campylobacter in Raw Poultry
July 9, 2021
https://www.fsis.usda.gov/news-events/news-press-releases/constituent-update-july-9-2021

(食品安全情報2021年20号(2021/09/29)収載)


 米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)は、家禽関連施設における生の家禽肉のサルモネラ汚染およびカンピロバクター汚染対策に役立つガイドラインを更新し、改訂版が利用可能になったことを発表した。FSISは、新たな科学的・技術的データや、2015年版のガイドラインに対して寄せられたパブリックコメントにもとづき、サルモネラ対策とカンピロバクター対策のガイドラインを分離して別個に発行するとしたFSISの決定を踏まえ、従来のガイドラインの内容を見直した。この改訂版ガイドラインは、FSISが公衆衛生目標である食品由来疾患の低減を実現させ、最良実施規範に関する家禽関連施設向け提言によりフードチェーンの保護を強化するために役立つ。

 FSISは、査読済みの最新の論文およびFSISのデータ分析によって裏付けられた最新の最良実施規範を本ガイドラインの更新内容に反映させた。今回の更新内容には、サンプリング時に抗微生物物質の混入を防止するため使用される中和剤に関する情報、および施設用抗微生物剤の最新リストが含まれている。また、食鳥処理前の規範に関する情報の改訂も含まれており、敷き藁区域について包括的な見直しが行われている。

 本ガイドライン改訂版はFSISの以下のWebページから入手可能である。
https://www.fsis.usda.gov/policy/federal-register-rulemaking/federal-register-notices/availability-revised-compliance

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生の家禽肉におけるサルモネラ汚染およびカンピロバクター汚染対策のための法令遵守ガイドライン改訂版が発効
Availability of Revised Compliance Guidelines for Controlling Salmonella and Campylobacter in Raw Poultry
Federal Register Notices(連邦官報), Vol. 86, No. 128, Jul 08, 2021
https://www.fsis.usda.gov/sites/default/files/media_file/2021-07/FSIS-2014-0034.pdf



国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部