厚生労働省は2013年度予算の概算要求で、再生医療や創薬研究の支援、在宅医療の充実などを要求する方向で調整に入った。予算を重点配分する特別枠に盛り込む方針で、医療の研究開発、がん対策、低所得者支援など9分野にまたがる。要求額はこれから精査するが、1000億円規模とみられる。
厚労省は、政府が閣議決定した日本再生戦略に盛り込まれた項目を中心に予算を要求する。再生医療や創薬研究をはじめ、革新的な医薬品や医療機器を開発する「医療イノベーション」に数百億円を要求する。
この他に、へき地医療や介護サービスの充実に伴う予算も要求する。低所得者対策として、就労支援なども実施する。
(日経新聞 2012/8/29より引用)