CAPSULE(副作用情報)
チクロピジン(パナルジン)による固定薬疹
The Informed Prescriber(正しい治療と薬の情報) 2001.02
54歳の女性が,脳血管障害に対して,チクロピジン250mg/dayを開始して3カ月後,痒みを伴う紅斑状の水疱性病変が背中に出現して来院した.チクロピジンを中止して20日後には,色素沈着を残して消褪した.チクロピジンに対するパッチテストでは,病変部の皮膚で陽性であったが,非病変部の皮膚では陰性であった.皮膚生検では,主に基底層に空胞変性を伴う慢性炎症性浸潤が見られ,固定薬疹を示唆した.チクロピジンの経口チャレンジを行ったところ,痒みを伴う,紅斑状のスミレ色の病変が前回の皮疹の部分に一致して出現した.クロピドグレルの経口チャレンジでは陰性であった.
Martin Garcia C et al. Contact Dermatitis 44 : 40, 2001
医薬品・治療研究会編