CAPSULE(副作用情報)
モンテルカストによるChurg−Straus症候群
The Informed Prescriber(正しい治療と薬の情報) 2001.02
72歳女性が,喘息に対して,モンテルカスト10mg/dayによる治療を開始して10日後,咳嗽,息切れが増強し,全身倦怠感,多発関節痛,足首の腫脹および,手指,かかと,足趾のしびれを来した.胸背部全般に喘嗚があり,呼吸時のクラックルを両肺基底部に聴取した.微熱が続き,まもなく両側足踝に血管炎の皮疹が出現し,ニューロパチーによる痛みを訴えた.CRPは強陽性,WBC 28,700mm3で,54.7%が好酸球であった.モンテルカストを中止し,高用量のプレドニゾロンとアザチオプリンの経口投与を行って,急速に咳嗽,喘嗚,皮疹は改善したが,ニューロパチーの激しい痛みは持続した.白血球数と好酸球数は,数日以内に正常化した.
Tuggey JM et al. Thorax 55 : 805, 2000
医薬品・治療研究会編