CAPSULE(副作用情報)
トログリタゾン(ノスカール)による肝障害
The Informed Prescriber(正しい治療と薬の情報) 2001.01
糖尿病を有する59才男性が,シンバスタチン,ラミプリル,ジルチアゼム,フロセミド,インスリンおよびグリベンクラミドなどの治療を受けていたが,トログリタゾン内服を開始して1年後,倦怠感の進行と肝機能異常で来院した.以前,正常範囲であった肝酸素レベルが,上昇した.トログリタゾンとシンバスタチンを中止したが,更に8週間後も酸素レベルは上昇し続け,ALT 635U/L,AST 316U/L,ALP 442U/L,T.Bil 26mg/dlにまで上昇した.肝生検では,亜広範壊死を示し,トログリタゾンによる肝障害と考えられた.その後,プレドニゾン投与により,酸素レベルとT.Bilは改善し,5カ月後,プレドニゾンを中止した.
Prendergast KA et al. Ann. Internal. Med. 133 : 751, 2000
医薬品・治療研究会編