CAPSULE(副作用情報)
インターフェロンβ(フェロン)によるネフローゼ症候群
The Informed Prescriber(正しい治療と薬の情報) 2001.01
52才女性が,多発性硬化症に対してインターフェロンβ 3MU 週3回の治療を開始して4カ月後に,高度の蛋白尿に伴う両足背部の浮腫で入院した.ほかに,アスピリン,カプトプリル,ジゴキシン,フロセミドおよび硝酸イソソルビドの投与を受けていた.血清アルブミン2.7g/dl,尿中蛋白排泄量4.6g/day,クレアチニンレベル0.8mg/dlで,尿沈渣に少数の赤血球を認め,インターフェロンβを中止した.腎生検では,軽度の巣状分節状腎硬化症を呈し,免疫螢光染色ではIgMとC3の沈着は僅かであった.インターフェロン治療は再開せず,退院1年後のfollow-upで,蛋白尿は完全に消失している.
Clin. Nephrol. 54 : 425, 2000
医薬品・治療研究会編