CAPSULE(副作用情報)
インジナビル(クリキシバン)による関節炎
The Informed Prescriber(正しい治療と薬の情報) 2001.01
37歳のHIV感染患者が,インジナビル800mg 1日3回とスタブジン,ラミブジンによる治療を開始して4週間後,左膝の腫脹と痛みを来した.体温38.3℃で,膝の熱感と腫脹,痛み,液体貯溜を認め,可動域が低下していた.膝関節の貯溜液は黄色調で混濁しており,好中球94%を認めた.関節液のインジナビル濃度は,1.36μg/mlであった.関節洗浄を繰り返し,インドメタシン投与を行って,4日後には症状は消失し,5週間後の骨シンチとMRIスキャンでは正常であった.関節内のインジナビル沈着が,単関節炎を惹き起こしたものと考えられた.
Brooks JI et al. AIDS 14 : 1064, 2000
医薬品・治療研究会編