CAPSULE(副作用情報)
ドキシサイクリン(ビブラマイシン)による低血糖
The Informed Prescriber(正しい治療と薬の情報) 2001.01
2型糖尿病の70歳男性が,上気道炎でドキシサイクリン100mg/dayの内服を開始した.上気道炎の症状は改善したにも関わらず,全身の脱力が見られた.この間,食事はいつも通り摂取した.ドキシサイクリンを開始して5日目,嗜眠状を呈し,突然意識混濁と見当識障害を来して入院した.血糖は40mg/dlで,すぐに意識がなくなった.グルコースの静注を行い,約2分後に意識を回復して,神経症状は消失した.血糖が90〜120mg/dlに安定するまで,引き続き2日間グルコースの点滴を行った.その後,3カ月間のfollow-upの期間中,低血糖のエピソードや失神などを認めた.
Odeh M et al. J. Clin. Pharmacol. 40 : 1173, 2000
医薬品・治療研究会編