CAPSULE(副作用情報)
オメプラゾール(オメプラール)と胃カルチノイド
The Informed Prescriber(正しい治療と薬の情報) 2001.01
56歳女性が、胃食道逆流に対しオメプラゾール40mg/day内服を4年間続けた後,内視鏡で胃体部に約2cmの病変が見つかり,組織学的検査でカルチノイドと診断された.血清ガストリンレベルは128pmol/L(normal 0〜40)であった.オメプラゾールを中止して,胃食道逆流に対して外科的治療が行われ,術中に胃の病変が摘出された.その後,血清ガストリンレベルが46pmol/Lに下がった.動物実験では,オメプラゾール投与によるカルチノイド形成がラットで見られるが,マウスやイヌでは見られないため,種属特異的な事象とされている.必ずしもラット特異的とは言えないのかも知れない.
Dawson R et al. Lancet 356 : 1770, 2000
医薬品・治療研究会編