国際化学物質安全性カード

亜ヒ酸ナトリウム ICSC番号:1603
亜ヒ酸ナトリウム
SODIUM ARSENITE
Arsenious acid, sodium salt
Sodium meta-arsenite
Sodium dioxoarsenate
NaAsO2
分子量:129.9
CAS登録番号:7784-46-5
RTECS番号:CG3675000
ICSC番号:1603
国連番号:2027
EC番号:033-002-00-5
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火薬剤を用いる。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 
あらゆる接触を避ける! 
(妊娠中の)女性への暴露を避ける! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、頭痛、息苦しさ、咽頭痛
「経口摂取」参照。
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、痛み
保護手袋、保護衣
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、のどや胸部の灼熱感、嘔吐、下痢、めまい、頭痛、ショック/虚脱
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。吐かせる(意識がある場合のみ!)。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・(個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣)
この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を特殊装置で吸引する。
・こぼれた物質を密閉式プラスチック容器内に掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。

・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。
・密封。
・乾燥。
・酸、強力な酸化剤、食品や飼料から離しておく。

・破損しない包装;破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 23/25-50/53
 S : (1/2-)20/21-28-45-60-61
 Note : A, 1
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1603 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

亜ヒ酸ナトリウム ICSC番号:1603











物理的状態; 外観:
白色または灰色の吸湿性粉末

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると、有毒なフュームを生じる。酸、強力な酸化剤と反応し、有毒なアルシンガス[ICSC0222]を生成する。多くの金属を侵して引火性/爆発性気体(水素[ICSC0001])、アルシンを生じる。

許容濃度:
TLV:(Asとして) 0.01 mg/m3(TWA); A1(人における発がん性が確認されている物質); BEI(生物学的暴露指標)記載あり; (ACGIH 2005) (訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)
MAK:(ヒ素およびヒ素化合物); EKA(発がん性物質等価暴露量exposure equivalents for carcinogenic substances)、BLW(生物学的指針値)の記載あり; 発がん性カテゴリー:1; 生殖細胞変異原性グループ:3A; (DFG 2005) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。心血管系、神経系、胃腸管、腎臓に影響を与え、重度の胃腸炎、体液や電解質の喪失、腎臓障害、心臓障害、虚脱、ショックを生じることがある。死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎、色素異常を引き起こすことがある。末梢神経系、心血管系、骨髄、腎臓、肝臓、粘膜に影響を与え、神経障害、心血管系障害、血液損傷、腎臓障害、肝硬変、鼻中隔穿孔を生じることがある。人で発がん性を示す。動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・融点:615℃
・密度:1.87 g/cm3
・水への溶解性:非常によく溶ける
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。

・他の国連番号: 1686 亜ヒ酸ナトリウム、水溶液
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT5-II
付加情報


ICSC番号:1603
作成日:2005.10
亜ヒ酸ナトリウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所