国際化学物質安全性カード

2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン ICSC番号:1467
2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン
2,3,7,8-TETRACHLORODIBENZO-p-DIOXIN
Dibenzo [b,e] dioxin, 2,3,7,8-tetrachloro-
2,3,7,8-TCDD
2,3,7,8-Tetrachloro-1,4-dioxin
C12H4Cl4O2
分子量:322
CAS登録番号:1746-01-6
RTECS番号:HP3500000
ICSC番号:1467
国連番号:2811
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、一酸化炭素。
爆発


身体への暴露
あらゆる接触を避ける! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 塩素ざ瘡
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
適切な工学的制御手法を用いる。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
「吸入」参照。
発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。吐かせる(意識がある場合のみ!)。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・自給式呼吸器付化学保護衣。

・食品や飼料から離しておく。

・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1467 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン ICSC番号:1467











物理的状態; 外観:
無〜白色の、針状結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
750〜800℃への加熱、紫外線の影響下で分解し、塩素を生じる。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

MAK:(吸引性画分) 1.0・10-8mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:II(8); 皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:4; 妊娠中のリスクグループ:C (DFG 2004) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:粉塵の吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。心血管系、胃腸管、肝臓、神経系、内分泌系に影響を与えることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。骨髄、内分泌系、免疫系、肝臓、神経系に影響を与えることがある。人で発がん性を示す。動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・融点:305〜306℃
・密度:1.8 g/cm3
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:ほとんどない
・log Pow (オクタノール/水分配係数):6.8〜7.02
環境に関する
データ
・水生生物に対して非常に毒性が強い。
・環境に有害な場合がある。土壌汚染への影響にとくに注意すること。
・魚類、植物、哺乳類、乳汁で生物濃縮が起こることがある。
・環境中に放出しないように強く勧告する。

・この物質は研究のためにのみ生成されるが、化学的工程の副生成物としてあるいは火災で生ずる恐れがある。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT2-I
付加情報


ICSC番号:1467
作成日:2003.11
2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン
© IPCS, CEC, 1993

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