国際化学物質安全性カード

クロルデコン ICSC番号:1432
クロルデコン
CHLORDECONE
1,1a,3,3a,4,5,5,5a,5b,6-Decachloro-octahydro-1,3,4-metheno-2H-cyclobuta(cd)pentalen-2-one
Kepone
Decachloroketone
C10Cl10O
分子量:490.6
CAS登録番号:143-50-0
RTECS番号:PC8575000
ICSC番号:1432
国連番号:2761
EC番号:606-019-00-6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火薬剤を使用する。
爆発


身体への暴露
あらゆる接触を避ける! (妊娠中の)女性への暴露を避ける! 授乳中の女性への暴露を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 協調運動失調、頭痛、振戦、脱力感。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
保護衣、保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。

顔面シールド。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
吐かせる(意識がある場合のみ!)。「注」参照。水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・(特別個人用保護具:有毒粒子用P3フィルター付マスク)。

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・酸から離しておく。

・気密。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 24/25-40-50/53
 S : 1/2-22-36/37-45-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1432 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

クロルデコン ICSC番号:1432











物理的状態; 外観:
白色結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
燃焼すると、塩素フューム、塩化水素を生成する。酸と接触すると分解して、有毒なフュームを生じる。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:経皮、経口摂取、吸入

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない;しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
中枢神経系、肝臓に影響を与え、中枢神経機能障害、肝臓障害を生じることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を起こすことがある。 内分泌系に影響を与えることがある。人で発がん性を示す可能性がある。人で生殖・発生毒性を引き起こす。

物理的性質
・昇華点:350℃
・水への溶解度:溶けにくい (20℃)l24,26,29,35
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.45
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・魚類、哺乳類、乳汁で生物濃縮が起こることがある。

・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・自国の法律を参照する。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT7-II
付加情報


ICSC番号:1432
作成日:2003.05
クロルデコン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所