国際化学物質安全性カード

フッ化スルフリル ICSC番号:1402
フッ化スルフリル
SULFURYL FLUORIDE
Sulfuryl difluoride
Sulfuric oxyfluoride
(圧力容器)
SO2F2
分子量:102.0
CAS登録番号:2699-79-8
RTECS番号:WT5075000
ICSC番号:1402
国連番号:2191
EC番号:009-015-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火手段を用いる。
爆発

火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に

吸入 咳、咽頭痛、吐き気、嘔吐、振戦。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。医療機関に連絡する。「注」参照。
皮膚 液体に触れた場合:凍傷
保温用手袋。
凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない
発赤。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取
作業中は飲食、喫煙をしない。

漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
液体に向けて水を噴射してはならない
・細かな噴霧水を用いて蒸気を除去する。
・個人用保護具:自給式呼吸器付気密化学保護衣

・建物内にある場合、耐火設備(条件)。
・換気のよい場所に保管。
・涼しい場所。
・食品や飼料から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 23-48/20-50
 S : (1/2-)45-63-60-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):2.3

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1402 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

フッ化スルフリル ICSC番号:1402











物理的状態; 外観:
無色無臭での圧縮ガスあるいは圧縮液化ガス

物理的危険性:
この気体は空気より重く、天井が低い場所では滞留して酸素欠乏を引き起こすことがある。

化学的危険性:
加熱すると分解し、有毒なフューム(フッ化水素、イオウ酸化物など)を生じる。

許容濃度:
TLV:5 ppm(TWA);10 ppm(STEL) (ACGIH 2004)
MAK は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入。

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中でこの気体はきわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
気道を著しく刺激する。中枢神経系に影響を与え、痙攣、呼吸不全を生じることがある。ガスを吸入すると、肺水腫を起こすことがある(「注」参照)。暴露すると、死に至ることがある。この液体が急速に気化すると、凍傷を起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:−55.3℃
・融点:−135.8℃
・密度:3.72 g/l
・水への溶解性:4〜5 ml/100ml
・蒸気圧:1.7 10^3 kPa(21.1℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.5
環境に関する
データ

・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・空気中の濃度が高いと酸素の欠乏が起こり、意識喪失または死亡の危険を伴う。
・区域内に入る前に酸素濃度を測定する。
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする。
・中毒濃度に達していても、臭気として感じないので注意すること。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−20G2T
付加情報


ICSC番号:1402
作成日:2001.10
フッ化スルフリル
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所