重クロム酸アンモニウム
ICSC:1368
AMMONIUM DICHROMATE
ピアレビュー:2013/04/12
二クロム酸アンモニウム
ヘプタオキシド二クロム酸二アンモニウム
Diammonium dichromate (VI)
Dichromic acid, diammonium salt
Ammonium bichromate
CAS登録番号:7789-09-5
RTECS番号:HX7650000
国連番号:1439
EC番号:024-003-00-1
EINECS番号:232-143-1
化学式:(NH4)2Cr2O7
分子量:252.1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。 可燃性物質との接触禁止。 周辺の火災時:適切な消火剤を使用する。
爆発 可燃性物質と接触すると、火災および爆発の危険性がある。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露 粉塵の拡散を防ぐ!
あらゆる接触を避ける!
いずれの場合も医師に相談!
吸入 灼熱感、咽頭痛、咳、喘鳴、息苦しさ。 密閉系または換気を使用する。 新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要な場合がある。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み、皮膚熱傷。 保護手袋、保護衣。 少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼、重度の熱傷。 呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズを外す)、医療機関に連絡する。
経口摂取 吐き気、嘔吐、腹痛、灼熱感、下痢、ショック/虚脱。 作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。 口をすすぐ。吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・こぼれた物質をふた付きの不燃性容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分をに注意深く集め、地域規則に従って保管および処理する
・おがくず、または他の可燃性吸収剤に吸収させてはならない
・この物質を環境中に放出してはならない
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・EU分類
記号:E, T+, N; R:45-46-60-61-2-8-21-25-26-34-42/43-48/23-50/53; S:53-45-60-61; Note:E, 3
・国連分類
国連危険物分類:5.1; 国連包装等級:II
・GHS分類
注意喚起語:危険
火災助長のおそれ(酸化性物質)
飲み込むと有毒
皮膚に接触すると有害
吸入すると生命に危険
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
吸入するとアレルギー、喘息または呼吸困難を起こすおそれ
アレルギー性皮膚炎を起こすおそれ
遺伝性疾患のおそれ
発がんのおそれ
生殖能または胎児への悪影響のおそれ
腎臓の障害
吸入した場合、長期または反復暴露による鼻の障害
長期的影響により水生生物に非常に強い毒性
緊急時対応 貯蔵
・NFPA(米国防火協会)コード:H(健康有害性)2; F(燃焼危険性)1; R(反応危険性)1; OX(酸化剤) ・耐火設備
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・有機溶剤、可燃性物質および還元剤から離しておく
・密封
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
重要データ
≪物理的状態;外観≫
橙色〜赤色の結晶。

≪物理的危険性≫

≪化学的危険性≫
加熱すると爆発することがある。 本物質は強酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質と反応する。 水溶液は弱酸である。 有機溶剤と激しく反応する。

≪許容濃度≫
TLV (Crとして):0.05 mg/m3 (TWA); A1 (人における発がん性が確認されている物質); BEIあり; (ACGIH 2012)。
MAK (吸引性画分): 発がん性カテゴリー: 1; 生殖細胞変異原性カテゴリー: 2; 皮膚吸収 (H); 皮膚感作 (SH); (DFG 2012)。
EU OEL (Crとして): SCOEL勧告あり。
≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入、経皮および経口摂取。

≪吸入の危険性≫
拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

≪短期暴露の影響≫
眼、皮膚および気道に対して腐食性を示す。 経口摂取すると腐食性を示す。 腎臓および肝臓に影響を与え、組織損傷を起こすことがある。

≪長期または反復暴露の影響≫
反復または長期の接触により、皮膚感作を起こすことがある。 反復または長期の吸入により、喘息を起こすことがある。 反復または長期の吸入により、鼻の潰瘍を生じ、鼻中隔の穿孔をきたす場合がある。 腎臓に影響を与え、腎臓障害を起こすことがある。 人で発がん性を示す。 動物試験では、人で生殖または発生毒性を起こす可能性があることが示されている。

物理的性質 環境影響データ
・180℃で分解する
・密度:2.15 g/cm3
・水への溶解度:36 g/100ml (20℃) (よく溶ける)
・水生生物に対して強い毒性がある
・水生環境中で長期にわたり影響を及ぼすことがある
・環境中に放出しないように強く勧告する
・作業衣を家に持ち帰ってはならない
・汚染された衣服は、火災の危険があるため多量の水ですすぎ洗いする
・この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと
・喘息の症状は、2〜3時間経過してから現われる場合が多く、安静を保たないと悪化する
・そのため、安静と経過観察が不可欠である
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める
付加情報

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Programme on
Chemical Safety
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