国際化学物質安全性カード

フッ化ベリリウム ICSC番号:1355
フッ化ベリリウム
BERYLLIUM FLUORIDE
Beryllium difluoride
BeF2
分子量:47.0
CAS登録番号:7787-49-7
RTECS番号:DS2800000
ICSC番号:1355
国連番号:1566
EC番号:004-002-00-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火手段を用いる。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、咽頭痛、息切れ。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。半座位。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み。
保護手袋、 保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、下痢、吐き気、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を密閉式 容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・自給式呼吸器付化学保護衣。

・強酸、食品や飼料から離しておく。
・密封。

・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 49-25-26-36/37/38-43-48/23-51/53
 S : 53-45-61
 Note : A, E
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1355 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

フッ化ベリリウム ICSC番号:1355











物理的状態; 外観:
無色の塊状物

物理的危険性:


化学的危険性:
強酸と反応する。

許容濃度:
TLV:(Beとして) 0.002 mg/m3(TWA);0.01 mg/m3(STEL); A1(人における発がん性が確認されている物質);変更予定:0.00005 mg/m3(TWA);0.0002 mg/m3(STEL);(皮膚);SEN(皮膚感作);A1(人における発がん性が確認されている物質) (ACGIH 2008)。

MAK:気道および皮膚感作(Sah); 発がん性カテゴリー:1 (DFG 2008)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない。しかし、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を重度に刺激する。粉塵やフュームを吸入すると、化学性肺炎を起こすことがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。死に至ることがある。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。反復または長期の暴露により、肺が冒されることがある。慢性のベリリウム疾患(咳、体重減少、脱力感)を生じることがある。人で発がん性を示す。

物理的性質
・沸点:1160℃
・融点:555℃
・密度:1.99 g/cm3
・水への溶解性:非常によく溶ける
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・水生環境中で長期にわたる影響を及ぼすことがある。

・大量、短時間暴露による急性肺炎の症状は3日経過するまで現われない。
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT5-II
付加情報


ICSC番号:1355
作成日:2000.04
フッ化ベリリウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所