国際化学物質安全性カード

トリフェニルスズヒドロキシド ICSC番号:1283
トリフェニルスズヒドロキシド
TRIPHENYLTIN HYDROXIDE
Hydroxytriphenylstannane
Hydroxytriphenylstannate
Fentin hydroxide
C18H16OSn / (C6H5)3SnOH
分子量:367.0
CAS登録番号:76-87-9
RTECS番号:WH8575000
ICSC番号:1283
国連番号:2786
EC番号:050-004-00-1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。
有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける! 

吸入 咳、咽頭痛、めまい、嗜眠。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。吐かせる(意識がある場合のみ!)。多量の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:有毒粒子用P3フィルター付マスク。
・顔面シールドを用いる。
・化学保護衣。
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・食品や飼料から離しておく。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・重度の海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 24/25-26-37/38-40-41-48/23-50/53-63
 S : (1/2-)26-28-36/37/39-45-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1283 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

トリフェニルスズヒドロキシド ICSC番号:1283











物理的状態; 外観:
白色の結晶性粉末

物理的危険性:


化学的危険性:


許容濃度:
TLV:(Sn、有機化合物として) 0.1 mg/m3(TWA);0.2 mg/m3(STEL);(皮膚);A4(人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2005)。

MAK:(有機スズ化合物、Snとして) 0.1 mg/m3 (吸引性画分);ピーク暴露限度カテゴリー:II (2); 皮膚吸収(H); 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2004)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
とくに粉末の場合、噴霧または拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼を重度に刺激する。皮膚、気道を刺激する。中枢神経系に影響を与えることがある。

長期または反復暴露の影響:
免疫系に影響を与え、機能障害を生じることがある。動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・融点:118℃
・密度:1.54 g/cm3
・水への溶解度:0.0001 g/100 ml(非常に溶けにくい)
・引火点:400℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.66
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・食物連鎖の中で、たとえば魚類、軟体動物で生物濃縮が起こることがある。
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT7-II
付加情報


ICSC番号:1283
更新日:2005.04
トリフェニルスズヒドロキシド
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所