国際化学物質安全性カード

2-シアノアクリル酸メチル ICSC番号:1272
2-シアノアクリル酸メチル
METHYL 2-CYANOACRYLATE
2-Propenoic acid, 2-cyano-, methyl ester
2-Cyanoacrylic acid methyl ester
Mecrylate
C5H5NO2 / CH2=C(CN)COOCH3
分子量:111.1
CAS登録番号:137-05-3
RTECS番号:AS7000000
ICSC番号:1272
EC番号:607-235-00-3
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素。水は不可
爆発 79℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
79℃以上では、密閉系および換気。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却するが、この物質に水が直接かからないようにする。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、頭痛、咽頭痛。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 皮膚の乾燥、発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取
作業中は飲食、喫煙をしない。

漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
下水に流してはならない
・液体を砂あるいは不活性吸収剤に吸収する。
・凝固させる。
・顔面シールドを用いる。
・(個人用保護具:有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク)

・混触危険物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・密封。
・安定化した状態でのみ貯蔵。

・EU分類
 記号 : Xi
 R : 36/37/38
 S : (2-)23-24/25-26

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1272 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

2-シアノアクリル酸メチル ICSC番号:1272











物理的状態; 外観:
無色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
とくに水分の影響下で急速に重合する。加熱や燃焼により分解し、有毒で刺激性のフュームまたはガス(窒素酸化物など)を生じる。

許容濃度:
TLV:0.2 ppm(TWA) (ACGIH 2008)。

MAK:2 ppm, 9.2 mg/m3;ピーク暴露限度カテゴリー:I(1);妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2008)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや遅く有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
この物質の蒸気は眼、気道を刺激する。蒸気を吸入すると、喘息様反応を引き起こすことがある(「注」参照)。生体組織に直ちに張り付く。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。

物理的性質
・沸点:66℃
・融点:−40℃
・比重(水=1):1.1
・蒸気圧:24 Pa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.8
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1
・引火点:79℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.03 (概算値)
環境に関する
データ

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・喘息の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと。
・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する。
付加情報


ICSC番号:1272
更新日:2000.10
2-シアノアクリル酸メチル
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所