国際化学物質安全性カード

塩化シアヌル ICSC番号:1231
塩化シアヌル
CYANURIC CHLORIDE
2,4,6-Trichloro-1,3,5-triazine
Chlorotriazine
Trichlorocyanidine
Tricyanogen chloride
Cyanuric acid trichloride
2,4,6-Trichloro-s-triazine
C3Cl3N3
分子量:184.4
CAS登録番号:108-77-0
RTECS番号:XZ1400000
ICSC番号:1231
国連番号:2670
EC番号:613-009-00-5
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。

水は不可。周辺の火災時:粉末消火薬剤、二酸化炭素。水系消火薬剤は不可
爆発


身体への暴露
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 灼熱感、咳、息苦しさ、息切れ、咽頭痛。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、灼熱感、ショックまたは虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を密閉式容器内に掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
・(個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣)。

・食品や飼料から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・乾燥。
・密封。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T+, C
 R : 14-22-26-34-43
 S : (1/2-)26-28-36/37/39-45-46-63
・国連危険物分類(UN Haz Class):8
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1231 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

塩化シアヌル ICSC番号:1231











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色の結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、有毒で腐食性のガスを生じる。水と激しく反応し、シアヌル酸、塩酸、熱を発生する。メタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、2-エトキシエタノールと反応する。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を著しく刺激する。経口摂取すると、腐食性を示す。蒸気/フュームを吸入すると、肺水腫を起こすことがある(「注」参照)。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚が感作されることがある。反復または長期の吸入により、喘息を起こすことがある。

物理的性質
・沸点:192℃
・融点:154℃
・密度:1.3 g/cm3
・水への溶解性:反応する
・蒸気圧:0.3 kPa(70℃)
・相対蒸気密度(空気=1):6.4
環境に関する
データ

・水などの消火薬剤と激しく反応する。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
・この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと。
・喘息の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−80GC4-II+III
付加情報


ICSC番号:1231
更新日:2002.03
塩化シアヌル
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所