国際化学物質安全性カード

ヒ酸ナトリウム、二塩基性 ICSC番号:1208
ヒ酸ナトリウム、二塩基性
SODIUM ARSENATE DIBASIC
Arsenic acid disodium salt
Disodium arsenate
Disodium hydrogen arsenate
AsHNa2O4 / HNa2AsO4
分子量:185.9
CAS登録番号:7778-43-0
RTECS番号:CG0875000
ICSC番号:1208
国連番号:1685
EC番号:033-005-00-1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火薬剤を用いる。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
あらゆる接触を避ける! 

吸入 咳、咽頭痛。
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。体調がよくないと感じた場合は医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールドまたは呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、咽喉や胸部の灼熱感、下痢、嘔吐、頭痛、脱力感、ショック/虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。
医療機関にただちに連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付きマスク
この物質を環境中に放出してはならない
・特殊装置(注参照)で吸引または注意深く容器へ掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。

・酸、食品や飼料から離しておく。
・密封。
・乾燥。
・金属中で貯蔵あるいは輸送してはならない。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 45-23/25-50/53
 S : 53-45-60-61
 Note : A, E
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:どくろ-健康有害性-環境
  飲み込むと生命に危険
  眼刺激
  発がんのおそれ
  生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い
  飲み込むと消化管への障害
  長期にわたるまたは反復暴露による臓器への障害
  長期的影響により水生生物に有害

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1208 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ヒ酸ナトリウム、二塩基性 ICSC番号:1208











物理的状態; 外観:
無色〜白色の結晶または粉末

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、有毒で腐食性のフュームを生じる。酸と反応し有毒なアルシン[ICSC番号 0222]を生じる。水の存在下で鉄、アルミニウム、亜鉛などの多くの金属を侵し、有毒なフューム(ヒ素、アルシン)を発生する。

許容濃度:
TLV:(Asとして) 0.01 mg/m3;A1(人における発がん性が確認されている物質);BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2010)

MAK:発がん性カテゴリー:1; 生殖細胞変異原性グループ:3A (DFG 2010)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
特に粉末の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼および気道を刺激する。胃腸管に影響を与え、重度の胃腸炎、水分や電解質の喪失、心臓障害、ショックをおこすことがある。許容濃度を超えると、死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
皮膚、粘膜、末梢神経系、骨髄および肝臓に影響を与え、色素異常、過角化症、鼻中隔穿孔、神経障害、貧血、肝障害をおこすことがある。人で発がん性を示す。動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・融点:57℃
・密度:1.87 g/cm3
・水への溶解度:61 g/100 ml (15℃)
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・この物質の吸引に家庭用掃除機を使用してはならない。特殊装置のみ使用すること。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
付加情報


ICSC番号:1208
更新日:2011.06
ヒ酸ナトリウム、二塩基性
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所