国際化学物質安全性カード

TEPP ICSC番号:1158
TEPP
T.E.P.P.
Tetraethyl pyrophosphate
Diphosphoric acid, tetraethyl ester
Tetraethyl diphosphate
C8H20O7P2/(C2H5O)2-PO-O-PO-(OC2H5)2
分子量:290.2
CAS登録番号:107-49-3
RTECS番号:UX6825000
ICSC番号:1158
国連番号:3018
EC番号:015-025-00-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、大量の水、二酸化炭素。
爆発 火災や爆発の危険性がある。

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
青少年、小児への暴露を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、吐き気、縮瞳、筋痙攣、流涎、発汗、息苦しさ、めまい、運動失調、痙攣、嘔吐、意識喪失。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
皮膚熱傷、痛み。
他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
吸収される可能性あり
発赤、痛み、縮瞳、かすみ眼、頭痛。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 胃痙攣、下痢、吐き気、嘔吐。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。吐かせない。安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
この物質を環境中に放出してはならない

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・食品や飼料から離しておく。
・乾燥。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 27/28-50
 S : 1/2-36/37/39-38-45-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1158 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

TEPP ICSC番号:1158











物理的状態; 外観:
無色の吸湿性液体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、150℃以上で引火性ガス、エチレン、有毒なフューム(リン酸化物など)を生じる。ある種のプラスチック、ゴム、被膜剤を侵す。

許容濃度:
TLV:0.05 mg/m3 (TWA); (皮膚); BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2004)。
(訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)

MAK:0.005 ppm, 0.06 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:II(2); 皮膚吸収(H) (DFG 2004)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取、経眼。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。噴霧するとかなり急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚を刺激する。中枢神経系に影響を与え、痙攣、呼吸不全を起こすことがあり、場合によっては死に至る。コリンエステラーゼ阻害剤。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。「注」参照。

長期または反復暴露の影響:
コリンエステラーゼ阻害剤。影響が蓄積される可能性がある:「一次災害/急性症状」参照。

物理的性質
・沸点以下170℃で分解する
・融点:「注」参照
・比重(水=1):1.2
・水への溶解性:よく溶ける
・蒸気圧:2 Pa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):10
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.00
・引火点:「注」参照
・発火温度:「注」参照
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.94
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある;哺乳類、鳥類、ミツバチ、水生生物への影響にとくに注意すること。

・融点:0℃以下でガラス状態になる。文献では発火温度は不明である。
・この物質は可燃性であるが、文献では引火点は不明である。
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・Bladan、Fosnex、Gy-Tet 40、HETP、Hexaethyltetraphosphate、Killex、Kilmite、Lethalaire、Licophosphate、Nifos T、Pyfos、Pyro-Phos、Teep、Tetradusto 100、Tetron、Tetraspa、Vapotone はいずれも商品名である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT6-I
付加情報


ICSC番号:1158
作成日:1994.04
TEPP
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所