国際化学物質安全性カード

n-ブチルエーテル ICSC番号:1150
n-ブチルエーテル
n-BUTYL ETHER
Di-n-butyl ether
1,1'-Oxybis(butane)
1-Butoxybutane
C8H18O/(CH3(CH2)3)O
分子量:130.2
CAS登録番号:142-96-1
RTECS番号:EK5425000
ICSC番号:1150
国連番号:1149
EC番号:603-054-00-9
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性。
裸火禁止、火花禁止、禁煙高温面との接触禁止
AFFF(水性膜泡消火薬剤)、水溶性液体用泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 25℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
25℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
ミストの発生を防ぐ

吸入 咳、嗜眠、咽頭痛。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 皮膚の乾燥、発赤。
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。
発赤、痛み。
安全眼鏡。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、吐き気、咽頭痛。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
・(個人用保護具:有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク)

・耐火設備(条件)。
・混触危険物質から離しておく:「化学的危険性」参照。
・涼しい場所。
・暗所に保管。
・安定化した状態でのみ貯蔵。

・気密。
・EU分類
 記号 : Xi
 R : 10-36/37/38-52/53
 S : (2-)61
・国連危険物分類(UN Haz Class):3
・国連包装等級(UN Pack Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1150 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

n-ブチルエーテル ICSC番号:1150











物理的状態; 外観:
無色の液体

物理的危険性:
流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性:
爆発性過酸化物を生成することがある(とくに無水型で)。酸化剤と反応する。三塩化窒素(NCl3)と激しく反応する。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入。

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。中枢神経系、肝臓に影響を与えることがある。

長期または反復暴露の影響:
この液体は皮膚の脱脂を起こす。

物理的性質
・沸点:142℃
・融点:−95℃
・比重(水=1):0.8
・水への溶解性:溶けない(<0.1 g/100 ml)
・蒸気圧:0.64 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.5
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.0
・引火点:25℃
・発火温度:194℃
・爆発限界:1.5〜7.6 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.08(計算値)
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある;水生生物への影響にとくに注意すること。

・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する。
・蒸留前に過酸化物をチェックする;検出された場合は除去する。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−30S1149 または 30GF1-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:1150
作成日:1994.04
n-ブチルエーテル
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所