国際化学物質安全性カード

イソシアン酸フェニル ICSC番号:1131
イソシアン酸フェニル
PHENYL ISOCYANATE
Isocyanatobenzene
Phenylcarbimide
C7H5NO
分子量:119.13
CAS登録番号:103-71-9
RTECS番号:DA3675000
ICSC番号:1131
国連番号:2487
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
高温面との接触禁止酸化剤との接触禁止
粉末消火薬剤、二酸化炭素、水溶性液体用泡消火薬剤。
水は不可
爆発 51℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
51℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却するが、この物質に水が直接かからないようにする。。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、咽頭痛、灼熱感、息苦しさ、息切れ。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、水疱、痛み、皮膚熱傷。
保護衣、保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
催涙、発赤、痛み、重度の熱傷。
安全ゴーグル、顔面シールド。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、腹痛、ショックまたは虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。多量の水を飲ませる。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
・(個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣)

・耐火設備(条件)。
・換気のよい場所に保管。
・乾燥。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3
・国連包装等級(UN Pack Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1131 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

イソシアン酸フェニル ICSC番号:1131











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色〜黄色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、シアン化水素、窒素酸化物を生じる。水と激しく反応する。強力な酸化剤、強酸、強塩基、アルコール、アミンと反応する。

許容濃度:
TLV は設定されていない。
MAK:気道および皮膚感作(Sah) (DFG 2004) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
催涙性。眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。反復または長期の吸入により、喘息を引き起こすことがある。

物理的性質
・沸点:158〜168℃
・融点:−30℃
・比重(水=1):1.095
・水への溶解性:反応する
・蒸気圧:0.2 kPa(20℃)
・引火点:51℃(C.C.)
・発火温度:300℃
環境に関する
データ

・この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと。
・喘息の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61S2487
付加情報


ICSC番号:1131
作成日:2002.03
イソシアン酸フェニル
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所