国際化学物質安全性カード

塩素酸ナトリウム ICSC番号:1117
塩素酸ナトリウム
SODIUM CHLORATE
Chloric acid, sodium salt
NaClO3
分子量:106.44
CAS登録番号:7775-09-9
RTECS番号:FO0525000
ICSC番号:1117
国連番号:1495
EC番号:017-005-00-9
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
引火性物質との接触禁止可燃性物質や還元性物質、有機物との接触禁止
大量の水。
爆発 火災や爆発の危険性がある。

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ

吸入 咳、咽頭痛、紫色(チアノ−ゼ)の唇や爪、紫色(チアノ−ゼ)の皮膚、錯乱、痙攣、めまい、頭痛、吐き気、意識喪失。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤。
保護手袋。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、下痢、息切れ、嘔吐。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を密閉式容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
おがくず他可燃性吸収物質に吸収させてはならない
・(個人用保護具:有害粒子用P2フィルター付マスク)。

・可燃性物質、還元性物質、混触危険物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。

・EU分類
 記号 : O, Xn
 R : 9-22-51/53
 S : (2-)13-17-46-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):5.1
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1117 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

塩素酸ナトリウム ICSC番号:1117











物理的状態; 外観:
無臭で無色の結晶または白色の顆粒。

物理的危険性:


化学的危険性:
300℃以上に加熱すると分解し、火災の危険性を増大させる酸素や有毒なフューム(塩素)を生じる。強力な酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。多くの有機物と反応し、衝撃に敏感な混合物を生成し、爆発の危険をもたらす。亜鉛、スチールを侵す。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない;しかし、とくに粉末の場合、噴霧もしくは拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。血液、腎臓に影響を与え、メトヘモグロビンの生成や腎臓障害を起こすことがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。「注」参照。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点以下約300℃で分解する
・融点:248℃
・密度:2.5 g/ml
・水への溶解度:100 g/100 ml(20℃)
環境に関する
データ

・300℃以上で完全に分解する。
・有機物が混じると、衝撃に敏感になる。
・市販されているものは難燃剤を含む。
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
・Dervan、Defol、Chlorax、Atlacide はいずれも商品名である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−51S1495
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性) 1;F(燃焼危険性) 0;R(反応危険性) 2;OX
付加情報


ICSC番号:1117
更新日:1999.10
塩素酸ナトリウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所