国際化学物質安全性カード

硝酸銀 ICSC番号:1116
硝酸銀
SILVER NITRATE
AgNO3
分子量:169.89
CAS登録番号:7761-88-8
RTECS番号:VW4725000
ICSC番号:1116
国連番号:1493
EC番号:047-001-00-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
引火性物質との接触禁止
大量の水周辺の火災時:全ての消火薬剤の使用可。
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に! 

吸入 咽頭痛、咳、灼熱感、息切れ、息苦しさ、紫色(チアノーゼ)の唇や爪、紫色(チアノーゼ)の皮膚、めまい、頭痛、吐き気、錯乱、痙攣、意識喪失。症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要になることがある。医療機関に連絡する。
皮膚 痛み、発赤、皮膚熱傷、水疱。
他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、重度の熱傷、視力喪失。
顔面シールド、または粉末の場合には呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、灼熱感、ショック/虚脱。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を密閉式容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を多量の水で洗い流す。
おがくず他可燃性吸収剤に吸収させてはならない
この物質を環境中に放出してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。

・可燃性物質、還元性物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・暗所に保管。
・密封。
・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・EU分類
 記号 : C, N
 R : 34-50/53
 S : (1/2-)26-45-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):5.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1116 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

硝酸銀 ICSC番号:1116











物理的状態; 外観:
無臭、無色の透明または白色の結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
分解する。加熱すると分解し、窒素酸化物などの有毒なフュームを生じる。強酸化剤で、可燃性物質や還元性物質と激しく反応する。アセチレン、アルカリ、ハロゲン化物他多くの混触危険な化合物と反応し、火災や爆発の危険をもたらす。ある種のプラスチック、ゴム、被膜剤を侵す。

許容濃度:
TLV(Agとして):0.01 mg/m3(TWA) (ACGIH 2004)。

MAK:(吸引性画分) 0.01 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:I(2); 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2008)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しないが、とくに粉末の場合、噴霧もしくは拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生成することがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生成することがある。吸入または経口摂取により、全身性銀中毒、眼および皮膚の灰色色素沈着、爪の褐色化を引き起こすことがある。

物理的性質
・沸点以下444℃で分解する
・融点:212℃
・水への溶解性:非常によく溶ける
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−51GO2-I+II+III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)1;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性)0;OX
付加情報


ICSC番号:1116
更新日:1998.03
硝酸銀
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所