国際化学物質安全性カード

1,2-ジクロロベンゼン ICSC番号:1066
1,2-ジクロロベンゼン
1,2-DICHLOROBENZENE
ortho-Dichlorobenzene
C6H4Cl2
分子量:147.0
CAS登録番号:95-50-1
RTECS番号:CZ4500000
ICSC番号:1066
国連番号:1591
EC番号:602-034-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性である。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 66℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
66℃以上では、密閉系および換気。

身体への暴露


吸入 咳、嗜眠、咽頭痛、意識喪失。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み、皮膚の乾燥。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールド
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、下痢、吐き気、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。多量の水を飲ませる。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・(特別個人用保護具:有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク)

・アルミニウム、酸化剤、食品や飼料から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 22-36/37/38-50/53
 S : 2-23-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1066 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

1,2-ジクロロベンゼン ICSC番号:1066











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無〜黄色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
燃焼すると分解し、塩化水素などの有毒で腐食性の気体を生じる。アルミニウム、酸化剤と反応する。プラスチック、ゴムを侵す。

許容濃度:
TLV:25 ppm(TWA); 50 ppm(STEL) A4 (ACGIH 2003)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや遅く有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
この物質は眼、皮膚、気道を刺激する。中枢神経系、肝臓に影響を与えることがある。意識が低下することがある。

長期または反復暴露の影響:
この液体は皮膚の脱脂を起こす。腎臓、血液に影響を与えることがある。

物理的性質
・沸点:180〜183℃
・融点:−17℃
・比重(水=1):1.3
・水への溶解性:非常に溶けにくい
・蒸気圧:0.16 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.1
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.006
・引火点:66℃(C.C.)
・発火温度:648℃
・爆発限界:2.2〜9.2 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.38
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。
・魚類で生物濃縮が起こることがある。
・環境中に放出しないように強く勧告する。

Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT1-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)2;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:1066
更新日:2003.11
1,2-ジクロロベンゼン
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所