国際化学物質安全性カード

塩化亜鉛 ICSC番号:1064
塩化亜鉛
ZINC CHLORIDE
Zinc dichloride
ZnCl2
分子量:136.3
CAS登録番号:7646-85-7
RTECS番号:ZH1400000
ICSC番号:1064
国連番号:2331
EC番号:030-003-00-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。
火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火薬剤を使用する。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、咽頭痛、灼熱感、息苦しさ、息切れ。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 皮膚熱傷、痛み、発赤。
保護手袋。
洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
痛み、発赤、重度の熱傷。
安全ゴーグル、または粉末の場合には呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、のどや胸部の灼熱感、咽頭痛、吐き気、嘔吐、ショックまたは虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
吐かせない。 多量の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
・(個人用保護具:有毒粒子用P3フィルター付マスク)。
この物質を環境中に放出してはならない

・強塩基、食品や飼料から離しておく。
・乾燥。
・密封。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : C, N
 R : 22-34-50/53
 S : (1/2-)26-36/37/39-45-60-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):8
・国連包装等級(UN Pack Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1064 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

塩化亜鉛 ICSC番号:1064











物理的状態; 外観:
様々な形状の吸湿性の白色固体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、有毒なフューム(塩化水素、酸化亜鉛)を生じる。水溶液は中程度の強さの酸である。

許容濃度:
TLV :(フュームとして)1 mg/m3(TWA);2 mg/m3(STEL) (ACGIH 2004)
MAK:(フュームとして) IIb(MAK値は設定されていないが、データは公開されている) (DFG 2004) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しないが、とくに粉末の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚に対して腐食性を示す。エーロゾルは気道を刺激する。経口摂取すると、腐食性を示す。フュームを吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。経口摂取すると、膵臓に影響を与えることがある。高濃度のフュームへの急性暴露は、肺線維症、場合によっては死に至る成人呼吸窮迫症候群を引き起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:732℃
・融点:290℃
・密度:2.9 g/cm3
・水への溶解度:432 g/100 ml(非常によく溶ける) (25℃)
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・環境中に残存するので、環境中に放出しないように強く勧告する。

・他の国連番号:1840(塩化亜鉛液)、危険物分類:8
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−80GC2-II+III
付加情報


ICSC番号:1064
作成日:2002.03
塩化亜鉛
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所