国際化学物質安全性カード

テレビン油 ICSC番号:1063
テレビン油
TURPENTINE
Turpentine, oil
Spirits of turpentine
Oil of turpentine
Steam distilled turpentine
Gum spirits
Wood turpentine
C10H16(およそ)
分子量:136(概算)
CAS登録番号:8006-64-2
RTECS番号:YO8400000
ICSC番号:1063
国連番号:1299
EC番号:650-002-00-6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 30℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
30℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。防爆用工具を使用する。
火災時:ドラム缶などに水を噴霧して冷却する。
身体への暴露
ミストの発生を防ぐ作業環境管理を厳密に

吸入 錯乱、咳、頭痛、咽頭痛、息切れ。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
かすみ眼、痛み、発赤。
安全眼鏡、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、腹痛、吐き気、嘔吐、錯乱、痙攣、下痢、意識喪失。
作業中は飲食、喫煙をしない。
吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏洩物を乾いた土、砂やその他不燃性物質で覆う。
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
下水に流してはならない
・こぼれた物質を容器内に掃き入れ、安全な場所に移す。
・(特別個人用保護具:自給式呼吸器)。
この物質を環境中に放出してはならない

・耐火設備(条件)。
・強酸化剤、混触危険物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・涼しい場所。
・換気のよい場所に保管。

・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 10-20/21/22-36/38-43-51/53-65
 S : 2-36/37-46-61-62
・国連危険物分類(UN Haz Class):3
・国連包装等級(UN Pack Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1063 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

テレビン油 ICSC番号:1063











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
燃焼すると、有毒なフューム(一酸化炭素など)を生成する。空気や光の影響下で徐々に分解し、さらに毒性や刺激性がさらに強い酸化物を生じる。酸化剤、ハロゲン、可燃性物質、無機酸と激しく反応する。プラスチック、ゴムを侵す。

許容濃度:
TLV:20 ppm(TWA);SEN(感作物質);A4(人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2008)。

MAK:皮膚感作(Sh);発がん性カテゴリー:3A (DFG 2008)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてややゆっくりと有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
蒸気は眼、皮膚、気道を刺激する。液体を飲み込むと、誤嚥により化学性肺炎を起こす危険がある。中枢神経系、膀胱、腎臓に影響を与え、被刺激性、痙攣、腎臓障害を生じることがある。高濃度の場合、頻脈、意識喪失、呼吸不全を生じることがあり、場合によっては死に至る。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚が感作されることがある。この液体は皮膚の脱脂を起こす。

物理的性質
・沸点:149〜180℃
・融点:−50〜−60℃
・比重(水=1):0.9
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:0.25〜0.67 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.6〜4.8
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.01
・引火点:30〜46℃(c.c.)
・発火温度:220〜255℃
・爆発限界:0.8〜6 vol%(空気中)
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。
・水生環境中で長期にわたる影響を及ぼすことがある。

・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
・テレピン油は、松の一種から得られる粘性物質を蒸留することにより得られる、異性体のテルペン類混合物である。
・組成は、精製方法や樹齢、材料となる針葉樹の種類や場所により異なる。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−30S1299
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)1;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:1063
原案作成日:2002.03
テレビン油
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所