国際化学物質安全性カード

メチルエチルケトンペルオキシド(工業用原体) ICSC番号:1028
メチルエチルケトンペルオキシド(工業用原体)
METHYL ETHYL KETONE PEROXIDE (Technical product)
2-Butanone peroxide
Ethyl methyl ketone peroxide
Methyl ethyl ketone hydroperoxide
MEKP
C8H16O4
分子量:176.2
CAS登録番号:1338-23-4
RTECS番号:EL9450000
ICSC番号:1028
国連番号:3101
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
酸、塩基、還元剤接触禁止
高温面との接触禁止
粉末消火薬剤、二酸化炭素、乾燥砂、泡消火薬剤水噴霧
爆発 酸、塩基、還元剤と接触すると、火災や爆発の危険性がある。

安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 咽頭痛、咳、灼熱感、息苦しさ、息切れ
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み、皮膚熱傷
保護手袋、保護衣
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、重度の熱傷
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、喉と胸部の灼熱感、ショック/虚脱
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。多量の水を飲ませる。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・自給式呼吸器付化学保護衣。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式のプラスチック 容器に出来る限り集める。
おがくず他可燃性吸収剤に吸収させてはならない

・安定化した状態でのみ貯蔵。
・密封。
・「化学的危険性」参照。

・国連危険物分類(UN Hazard Class):5.2
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):1、8
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1028 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

メチルエチルケトンペルオキシド(工業用原体) ICSC番号:1028











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると、激しく燃焼または爆発することがある。燃焼すると、有毒で腐食性の気体を生成する。この物質は強力な酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質、アミン、金属、強酸、強塩基と激しく反応し、 火災や爆発の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV:0.2 ppm(天井値) (ACGIH 2005)
MAK は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経口摂取

吸入の危険性:
拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点(分解する):>80℃
・比重(水=1):1.10〜1.17
・水への溶解性:非常に溶けにくい
環境に関する
データ

・工業用原体は爆発の危険性を減ずるため40〜60%の希釈剤(たとえばフタル酸ジメチル、シクロヘキサノールペルオキシド、フタル酸ジアリル)とともに売られている。
・作業時のどの時点でも、許容濃度(天井値)を超えてはならない。
・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する。
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−52GP1-L
付加情報


ICSC番号:1028
作成日:2005.10
メチルエチルケトンペルオキシド(工業用原体)
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所