国際化学物質安全性カード

過塩素酸(72%溶液) ICSC番号:1006
過塩素酸(72%溶液)
PERCHLORIC ACID (72% SOLUTION)
Hydronium perchlorate
ClHO4
分子量:100.46
CAS登録番号:7601-90-3
RTECS番号:SC7500000
ICSC番号:1006
国連番号:1873
EC番号:017-006-00-4
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
可燃性物質、還元剤との接触禁止
周辺の火災時:水噴霧。
爆発 金属、還元剤、有機物質と接触すると、火災や爆発の危険性がある。
摩擦や衝撃を与えない
火災時:ドラム缶などに水を噴霧して冷却する。安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
ミストの発生を防ぐあらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 腐食性。咽頭痛、灼熱感、咳、息苦しさ。症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。換気システムは過塩素酸用に特別に設計、維持しなければならない。
新鮮な空気、安静。半座位。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。「注」参照。
皮膚 腐食性。発赤、痛み、重度の皮膚熱傷。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
腐食性。発赤、痛み、永久的な視力喪失、重度の熱傷。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腐食性。咽頭痛、腹痛、灼熱感、下痢、ショックまたは虚脱、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
おがくず他可燃性吸収物質に吸収させてはならない
・漏洩物を不活性物質に吸収させ、に安全な場所に移す。
・残留分をで注意深く中和する。
下水に流してはならない
・(特別個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣)。

・耐火設備(条件)。
・可燃性物質、還元性物質、有機物、強塩基、金属から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・密封。

・特殊材料。
・破損しない包装;破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・EU分類
 記号 : O, C
 R : 5-8-35
 S : 1/2-23-26-36-45
・国連危険物分類(UN Haz Class):5.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):8
・国連包装等級(UN Pack Group):I
重要データは次ページ参照
ICSC番号:1006 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

過塩素酸(72%溶液) ICSC番号:1006











物理的状態; 外観:
刺激臭のある無色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると爆発することがある。加熱すると分解し、有毒で腐食性のフュームを生じる。強力な酸化剤であり、可燃性物質、還元性物質、有機物、強塩基と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。多くの金属を侵して引火性/爆発性気体(水素[ICSC番号0001])を生じる。濃度が72%を超えると不安定であり、乾燥状態または乾燥させると、衝撃や振動により爆発することがある。紙などの可燃性物質と混合すると、室温で自然発火することがある。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。

短期暴露の影響:
腐食性。この物質の蒸気は、眼、皮膚、気道に対して著しい腐食性を示す。蒸気またはミストを吸入すると、肺水腫を起こすことがある(「注」参照)。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点(分解):19℃
・融点:−112℃
・比重(水=1):1.76(22℃)
・水への溶解性:混和する
・相対蒸気密度(空気=1):3.5
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

他の目的用に設計されたドラフト内で過塩素酸を使用してはならない
・肺水腫の症状は2〜3時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者が、適切なスプレー剤を直ちに使用することを検討する。
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
この物質中に水を注いではならない;溶解または希釈する時は必ず水の中にこの物質を徐々に加えること。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−51G07
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性)3;OX
付加情報


ICSC番号:1006
原案作成日:2000.10
過塩素酸(72%溶液)
© IPCS, CEC, 1993

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