国際化学物質安全性カード

硝酸鉛 ICSC番号:1000
硝酸鉛
LEAD NITRATE
Lead (II) nitrate
Lead dinitrate
Plumbous nitrate
N2O6Pb / Pb(NO3)2
分子量:331.2
CAS登録番号:10099-74-8
RTECS番号:OG2100000
ICSC番号:1000
国連番号:1469
EC番号:082-001-00-6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。
引火性物質との接触禁止
周辺の火災時:水噴霧
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
(妊娠中の)女性への暴露を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、咽頭痛。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、吐き気、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。医療機関に連絡する。「注」参照。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
おがくず他可燃性吸収剤に吸収させてはならない
この物質を環境中に放出してはならない
・自給式呼吸器付化学保護衣。

・可燃性物質、還元性物質、食品や飼料から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 61-20/22-33-62-50/53
 S : 53-45-60-61
 Note : A, E
・国連危険物分類(UN Haz Class):5.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:1000 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

硝酸鉛 ICSC番号:1000











物理的状態; 外観:
白色または無色の結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱する(290℃)と分解し、有毒なフューム(窒素酸化物、鉛酸化物)を生じる。強力な酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質と激しく反応する。チオシアン酸アンモニウム、赤熱炭素、次リン酸鉛と激しく反応する。

許容濃度:
TLV:(Pbとして) 0.05 mg/m3(TWA); A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質); BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2004) (訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)
MAK:(Pbとして) (Inhalable fraction吸入性画分) Carcinogen category発がん性カテゴリー:3B; Germ cell mutagen group生殖細胞変異原性グループ:3A (DFG 2004) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない;しかし、とくに粉末の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。

長期または反復暴露の影響:
血液、胃腸管、腎臓、肝臓、神経系に影響を与え、貧血、血圧上昇、腎臓障害、肝臓障害、痙攣、麻痺を起こすことがある。人で発がん性を示す可能性がある。人で重大な生殖毒性を引き起こす。

物理的性質
・融点(分解):290℃
・比重(水=1):4.6
・水への溶解度:52 g/100 ml(20℃)
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。
・水生環境中で長期にわたる影響を及ぼすことがある。
・人にとって重要な食物連鎖において、とくに海洋生物、陸生生物で生物濃縮が起こる。
・環境中に残存するので、この物質を環境中に放出しないように強く勧告する。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−51GOT2-I+II+III
付加情報


ICSC番号:1000
作成日:1999.03
硝酸鉛
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所