国際化学物質安全性カード
o-アニシジン
ICSC:0970
o-ANISIDINE
ピアレビュー:2014/04/11
2-メトキシベンゼン-1-アミン
2-メトキシアニリン
2-アミノアニソール
2-メトキシベンゼンアミン
1-Amino-2-methoxybenzene
2-Methoxyaniline
2-Aminoanisole
2-Methoxybenzenamine
CAS登録番号:90-04-0
RTECS番号:BZ5410000
国連番号:2431
EC番号:612-035-00-4
EINECS番号:201-963-1
化学式:C7H9NO / NH2C6H4OCH3
分子量:123.2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 可燃性。火災時に刺激性、あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 裸火禁止。 水噴霧、泡消火剤、粉末、二酸化炭素を使用する。
爆発
身体への暴露 ミストの発生を防ぐ!あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談!
吸入 紫色(チアノーゼ)の唇、爪および皮膚。頭痛、めまい。 換気、局所排気、呼吸用保護具を使用する。 新鮮な空気、安静。酸素処置が必要なことがある。直ちに医療機関に連絡する。「注」参照。
皮膚 吸収される可能性あり!他の症状については、「吸入」参照。 保護手袋、保護衣。 酸素処置が必要なことがある。汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。「注」参照。
直ちに医療機関に連絡する。
充血、痛み。 呼吸用保護具と併用して顔面シールド、または眼用保護具を着用する。 多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。
経口摂取 吐き気。他の症状については「吸入」参照。 作業中は飲食、喫煙をしない。 酸素処置が必要なことがある。口をすすぐ。吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる。直ちに医療機関に連絡する。
漏洩物処理 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・下水に流してはならない
・漏れた液を密閉式の容器に集める
・液体を砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・EU分類
記号:T; R: 45-23/24/25-68; S: 53-45; Note:E
・国連分類
国連危険物分類:6.1; 国連包装等級:III
・GHS分類
注意喚起語:危険
飲み込むと有害
皮膚に接触すると有害のおそれ
発がんのおそれの疑い
血液の障害
長期または反復暴露による血液の障害のおそれ
水生生物に毒性
緊急時対応 貯蔵
・NFPA(米国防火協会)コード:H(健康有害性)2; F(燃焼危険性)1; R(反応危険性)0 ・元の容器でのみ貯蔵
・換気のよい部屋に保管
・強酸化剤、酸、クロロギ酸エステルおよび食品や飼料から離しておく
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
・消火により生じる流出物を収容するための用意
重要データ
≪物理的状態;外観≫
特徴的な臭気のある赤〜黄色の油状液体。空気に暴露すると茶色になる。

≪物理的危険性≫
蒸気は空気より重く、地面に沿って移動して、遠距離発火の可能性がある。

≪化学的危険性≫
燃焼すると分解する。窒素酸化物、一酸化炭素および二酸化炭素などの有毒なフュームを生じる。水溶液は弱塩基である。酸、クロロギ酸塩および強酸化剤と反応する。火災や爆発の危険を生じる。ある種の被覆剤、ある種のプラスチックおよびゴムを侵す。

≪許容濃度≫
TLV:0.5 mg/m3 (TWA); (皮膚); A3 (動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質); BEI(生物学的暴露指標)記載あり; (ACGIH 2014)。
MAK:発がん性カテゴリー: 2; 皮膚吸収(H); (DFG 2013)。
EU OEL:SCOEL勧告あり。
≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮および経口摂取。

≪吸入の危険性≫
20℃で気化すると、空気は汚染されて、やや急速に有害濃度に達することがある。

≪短期暴露の影響≫
血管に影響を与えることがある。メトヘモグロビン生成を生じることがある。「注」参照。
暴露すると溶血を引き起こすことがある。溶血性貧血を生じることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

≪長期または反復暴露の影響≫
血液に影響を与えることがある。メトヘモグロビンの形成および貧血を生じることがある。人で発がん性を示す可能性がある。

物理的性質 環境影響データ
・沸点:224〜225℃
・融点:5℃
・密度(20℃):1.09 g/cm3
・水への溶解度(20℃):1.5 g/100 ml(溶ける)
・蒸気圧(20℃):5 kPa
・相対蒸気密度(空気=1):4.3
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.0
・引火点:107℃ (c.c.)
・発火温度:430℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.18
・粘度:2.028 mm2/s(55℃)
・水生生物に対して毒性がある
・環境中に放出しないように強く勧告する
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める
・この物質により中毒を起こした場合は、特別な処置の必要があるので、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく
・ICSC0971 (p-アニシジン)も参照のこと
付加情報

IPCS
International
Programme on
Chemical Safety
WHO ILO EC
Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety and the European Commission
© IPCS 2004-2012
LEGAL NOTICE
Neither the EC nor the IPCS nor any person acting on behalf of the EC or the IPCS is responsible for the use which might be made of this information.

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所