国際化学物質安全性カード
アジ化ナトリウム
ICSC:0950
SODIUM AZIDE
ピアレビュー:2014/04/11
アジ化水素酸,ナトリウム塩
ナトリウムアザイド
アジドナトリウム
Hydrazoic acid, sodium salt
Azide
Azium
CAS登録番号:26628-22-8
RTECS番号:VY8050000
国連番号:1687
EC番号:011-004-00-7
EINECS番号:247-852-1
化学式:NaN3
分子量:65.0
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 酸または重金属との接触禁止。 乾燥砂、特殊粉末消火剤を使用する。
爆発 酸または金属と接触すると、火災および爆発の危険性がある。加熱すると、破裂の危険を伴う圧力上昇が起こる。 熱、摩擦および衝撃を与えない。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露 粉塵の拡散を防ぐ!作業環境管理を厳密に!
吸入 咳、頭痛、鼻づまり、血圧低下、息切れ。「注」参照。 局所排気、呼吸用保護具を使用する。 新鮮な空気、安静、半座位。直ちに医療機関に連絡する。
皮膚 保護手袋。 多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。体調がよくないと感じた場合は医療機関を受診する。
充血、痛み。 呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取 腹痛、吐き気、発汗、血圧低下、心拍数増加 、脱力感、かすみ眼、ショック/虚脱。「短期暴露の影響」参照。 作業中は飲食、喫煙をしない。 口をすすぐ。吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる 直ちに医療機関に連絡する。
漏洩物処理 包装・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質をふた付きのプラスチック容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・EU分類
記号:T+, N; R:28-32-50/53; S:(1/2)-28-45-60-61
・国連分類
国連危険物分類:6.1; 国連包装等級:II
・GHS分類
注意喚起語:危険
飲み込むと生命に危険
眼刺激
呼吸器への刺激のおそれ
心血管系の障害のおそれ
水生生物に非常に強い毒性
緊急時対応 貯蔵
・食品や飼料、酸および金属から離しておく
・「化学的危険性」参照
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
重要データ
≪物理的状態;外観≫
無色の六角形の結晶。

≪物理的危険性≫
「注」参照。

≪化学的危険性≫
275℃以上で加熱すると分解する。有毒なフュームを生じる。火災や爆発の危険を生じる。銅、鉛、銀、水銀およびニ硫化炭素と反応する。とくに衝撃に敏感な化合物を生じる。酸と反応する。有毒で爆発性のアジ化水素を生じる。「注」参照。

≪許容濃度≫
TLV:0.29 mg/m3 (天井値); A4 (人における発がん性が分類できていない物質); (ACGIH 2014)。
EU OEL:0.1 mg/m3 (TWA); 0.3 mg/m3 (STEL); SCOEL勧告あり。
≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。

≪吸入の危険性≫
とくに粉末状の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

≪短期暴露の影響≫
本物質は眼および上気道を軽度に刺激する。心血管系および中枢神経系に影響を与えることがある。血圧低下、心臓障害および中枢神経系の障害を生じることがある。大量に経口摂取すると死を引き起こすことがある。粉塵を吸入すると喘息様反応(RADS)を引き起こすことがある。

≪長期または反復暴露の影響≫
物理的性質 環境影響データ
・275℃で分解する
・比重(水=1):1.85
・水への溶解度(17℃):41.7 g/100 ml(よく溶ける)
・蒸気圧(20℃):1 Pa
・水生生物に対して強い毒性がある
・通常の使用法でも環境中へ放出される
・不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること
・熱、酸および水の存在下で、アジ化ナトリウムは速やかにアジ化水素酸となり、その蒸気はアジ化ナトリウムを取り扱う際には生じる可能性がある
・高濃度のアジ化水素酸を吸入すると、肺水腫を含む重篤な呼吸器刺激を生じる可能性がある
・アジ化ナトリウムの分解は大量のガスを生じ、これは閉ざされた場所では、爆発の危険を生じる
付加情報

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